ヤマダ電機が優待を改悪…。株主優待目的の投資は改悪の危険性があるので気をつけましょう。

ヤマダ電機が優待を改悪…。株主優待目的の投資は改悪の危険性があるので気をつけましょう。のイメージ ミニ株
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一部の資金を株主優待目的で投資をしていますが、すかいらーくに続き、ヤマダ電機も株主優待の改悪を発表しました。

特に100株~499株保有の改悪が酷く、凡人投資家の私は大ダメージです。

100株~499株保有の優待がどれくらい改悪されたかというと、年間3,000円の買い物券が1,500円となり、半分になりました。

ヤマダ電機株主優待変更前ヤマダ電機株主優待変更前

ヤマダ電機株主優待変更後ヤマダ電機株主優待変更後出典:ヤマダホールディングスHPのIRより

しかも、長期優待制度も全保有者対象で廃止です。

500株以上保有の人たちは長期優待制度のみの廃止なので、そこまで改悪ダメージはありません。

そもそも、なんでヤマダ電機は株主優待を変更したのか?

ヤマダホールディングスのIRでは、

株主の皆様に対する利益還元の公平性及び株主配当と株主優待とのバランス等という観点から、総合的に検討を重ねた結果、現行の株主優待制度を変更させていただくことといたしました。引用:ヤマダホールディングスHPのIR

と発表しています。

デメ男
デメ男

何で今頃?

という感じはしますが、仕方ありませんね。

株主優待改悪後はだいたい株価が下がるのが定番です。

今回の発表でヤマダ電機の株価がどうなったのか?2月4日にIRが出て、その日は約3%の下落でした。

ヤマダ電機チャート出典:株ドラゴンより、ヤマダ電機チャート

すかいらーくの株主優待が改悪された時は約9%の下落だったので、それに比べると下げ幅は少なかったです。

ヤマダ電機の下げ幅が少なかったのは、すかいらーくのように赤字経営ではなく、前年と比較しても、売上や営業利益もほぼ変わらず、むしろ法人税の減少でプラスだったからだと思います。

ヤマダ電機業績表出典:ヤマダホールディングスHPのIRより

経営悪化での株主優待改悪パターンは聞きますが、そうでないパターンもあるということですね。

株主優待目的の投資もこういったリスクがあるので、気をつけた方が良いという事例になってしまいました…。

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ヤマダ電機の株主優待は利回り的にショボくなったが、配当金と合わせるとそこまで悪くない

ヤマダ電機の優待改悪は利回り計算をしたら、大きく減りました。

株価は現在単元(100株)で約54,000円です。【2021年2月】

長期優待制度を考えないで計算をすると、100株保有で変更前の3,000円では優待利回りは約5.5%でした。

変更後の1,500円では約2.7%です。

約2.7%でも銀行に預けるよりはマシな利回りですね。

配当金も2020年の実績では1,000円出たので、仮に配当金1,000円貰えるとしたら、優待(1,500円)+配当金(1,000円)=2,500円で実質的な利回りは約4.6%となります。

今までの優待が良すぎたので、改悪されると幻滅しますが、利回り(優待含む)が約4.6%(予)もあるので、ある意味まだ高配当銘柄の部類に入ります。

ヤマダ電機が今後も優待を改悪する可能性は?

今後、一部投資家や凡人投資家の私が恐れていることは、

デメ男
デメ男

更なる優待の改悪はあるのか?

ということです。

私的には『ない』と思いたいですが、こればっかりはわかりません。今回のように、一方的に異性と別れる際に言われるセリフ、

もう終わりにしたいの…。(株主優待を…。)

みたいなことが、また発動するかもしれません。

ヤマダ電機は売上や営業利益、キャッシュフロー、EPS(一株利益)など、ずっと平均的で右肩上がりではないですからね。

ヤマダ電機の営業利益、EPSヤマダ電機営業利益 ヤマダ電機EPS出典:IR BANKより

経営的に現状維持感がハンパないですが、更に株主優待を改悪しないためにも、業績悪化は避けてもらいたいと思っています。

ヤマダ電機以外の家電量販店の株主優待はどこが良いか?

ヤマダ電機の株主優待改悪により、家電量販店の株主優待は上新電機が圧倒的に魅力があるものとなりました。

上新電機は1株から5,000円分の株主優待券(200円券25枚)が貰えますからね。(9月の優待、1株以上の全株主対象)【2021年2月時点】

2,000円以上(2,000円ごと)の買い物につき、優待券1枚と決まっていますが、ミニ株(単元未満株)で1株3,100円だけ保有して優待券を貰うと、利回りは約161%になります。

※上新電機も今後株主優待を改悪することもあるかもしれないので、購入の際は自己責任にてお願いします。

まとめ:ヤマダ電機からも学んだ株主優待投資の危険性

すかいらーくに続き、ヤマダ電機からも株主優待目的の投資の危険性を教えていただきました。

世の中には、株主優待を主にした投資スタイルもありますが、会社都合であっさりと優待が変更になり、当初の見積りとは違った優待利回りになってしまうこともあります。

特に不景気や業績が悪くなったりする時は尚更です。

これらのことから、株主優待を重点的においた投資をするのは多少の危険が伴います。

ただ、株主優待は個人投資家には魅力的です。

モノによっては、家計の出費を抑えられますし、優待を貰えると得した気分になりますしね。

投資スタイルは人それぞれ違いますが、すかいらーくやヤマダ電機の件も踏まえて、

株主優待を目的とした投資でも、いつかは改悪される可能性もあるので、ある程度のことは割り切って投資をすることも大切だと思います。

 

下記関連記事です。すかいらーくの株主優待制度改悪について書いています。その反面、西松屋は変わらずです。

 

 

 

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