ビックデータを扱うパランティアテクノロジーズ【PLTR】は将来性があり大化けしそう!?

ビックデータを扱うパランティアテクノロジーズ【PLTR】は将来性があり大化けしそう!?のイメージ 投資
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ビックデータの解析や分析などを行うパランティアテクノロジーズ【PLTR】。

ビックデータ事業は21世紀の石油と言われており、その金脈を狙ってビックデータを扱う企業はたくさん増えています。

そんな21世紀の石油を扱う企業に投資をして、少しでも恩恵を受けようと、数ある企業の中で、私はパランティアテクノロジーズ【PLTR】に投資をしました。

しかし、パランティアテクノロジーズ【PLTR】は、IPOしたばかりの会社で当期純利益はずっと赤字の連続です。

そんな赤字続きの企業に投資をするのは、

やんちゃboy
やんちゃboy

正気の沙汰じゃないっ!!

と思いますよね。

確かに赤字続きで、そこら辺にあるような企業なら投資はしません。

では、なぜ投資をしたのか?

パランティアテクノロジーズ【PLTR】には、他にはない特徴があり、将来性があると思ったからです。

それは、

  • 創業者が天才起業家(投資家)たち
  • 既にアメリカの公的機関、大手企業と契約をし、実績を残している
  • 新規で少しずつ政府機関や大手企業などの顧客を獲得している

という点です。

これらの点から、パランティアテクノロジーズ社【PLTR】は赤字経営からいつかは脱却し、投資家に利益をもたらしてくれると勝手に妄想しています(笑)

勿論、私の目論見通りに事が運ぶのかどうかはわかりません。投資をしてもパランティア自体が

  • ライバルに競争で負ける
  • 永遠に赤字が続き倒産に繋がる

ということもあり、個別株特有のリスクはツイて回ることを忘れてはいけませんね。

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パランティアテクノロジーズ社【PLTR】について

パランティアテクノロジーズ【PLTR】はビッグデータの解析や分析をし、そこからいろいろな情報を提供することを得意とするソフトウェア会社です。

同社はCIA(In-Q-Tel)から支援を受け2003年5月創業。2020年9月30日にIPOをし、ニューヨーク証券取引所【NYSE】に上場しました。

パランティアテクノロジーズ【PLTR】の社名はロード・オブ・ザ・リングの映画に出てくる『すべてを見通す水晶玉』から取ったようです。

創業者達は、

  • 米決済大手PayPalを作った、ピーター・ティールさん
  • 哲学の博士号を持つアレックス・カープさん(ピーター・ティールさんと学生時代からの友人)
  • コンピューター科学者のスティーブン・コーエンさん

です。

この中でも、ピーター・ティールさんは天才起業家と言われており、Apple社にいたジョブズさんやFacebookにいるザッカーバーグさんも超える男と評されています。投資家でもありますね。



また、ピーター・ティールさんはペイパルマフィア(天才起業家集団)のドン(リーダー)です。

ペイパルマフィアとは、PayPalの会社を作った仲間たちのこと

ペイパルマフィアのメンバーには、

  • テスラやスペースXを作ったイーロン・マスクさん
  • YouTubeの創業者の1人、チャド・ハーリーさん

などもいます。

天才起業家が関わってくると、何だか魅力は増しますね。

拠点はコロラド州デンバーです。

顧客数 約127

従業員数 約2,300人

となっています。

パランティアテクノロジーズ【PLTR】の株価について

パランティアテクノロジーズ【PLTR】の株価は現在1株30~35ドル付近です。

パランティアのチャート出典:TradingViewより

最近は乱高下が激しく、この銘柄に多くの資金を投資すると、気持ち的に落ちつかないかもしれません。

配当金はないので、差益を狙う銘柄です。

2020年10月2日は1株9.2ドルでしたが、2021年2月4日には1株32.05ドルとなっています。

短期間で株価は一気に3倍以上です。伸びしろがスゴいですね…。

パランティアテクノロジーズ社【PLTR】の業績はボロボロ

パランティアの株価は3倍以上、上がっていますが、業績はどうかというとボロボロです。

日付 売上 営業利益 当期利益
2018年12月 595 -623 -580
2019年12月 743 -567 -580
2020年9月(3Q) 289 -848 -853

(単位は百万ドル、円だと億単位です)

IPOしたばかりの会社は赤字が続く傾向があると言われているので、仕方がないと思う反面、

デメ男
デメ男

大丈夫かな…

と、投資をしていると少し不安になります(笑)

2021年12月の見込み予想は、売上高が2020年に比べると良くはなりますが、当期純利益は相変わらずのマイナスです。

売上が上がっても赤字なのは、営業経費(販売管理費や研究費など)が経営を圧迫している状態だからですね。

パランティアの財務表出典:パランティアテクノロジーズHPより

売上げとしてはApolloというソフトウェアが順調に伸びているようですが、投資をしている身としては、早く当期純利益がプラスに動いてほしいと思っています。

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パランティアテクノロジーズ【PLTR】の将来性は契約先が物語る

業績赤字丸出しのパランティアテクノロジーズ【PLTR】ですが、冒頭でも述べたように将来性はあると思っています。

それは天才起業家たちが関わっていて、既に政府機関(CIAやFBIなど)に実績が有ることもありますが、

最近では大手企業や政府などの顧客を、少しずつ獲得していることも要因として上げられます。

パランティアテクノロジーズ【PLTR】の顧客を一部載せると下記の通りです。

  • イギリスの国民医療サービス(NHS)と2年契約【契約規模は約33億円(2350万ポンド)】
  • アメリカの保険福祉省(NHS)傘下の機関
  • 米国食品医療品局(FDA)
  • 鉱業や資源分野の多国籍企業、リオ・ティント(Rio Tinto)
  • CIAやFBI、アメリカ軍、警察などの政府や軍関係
  • ユナイテッド航空
  • 国立衛生研究所(NIH)

などです。

新型コロナウイルスでは世界35ヶ国、100を超える商業機関。また、10ヶ国の政府に支援したとパランティア社は言っています。

日本では、2019年SOMPOホールディングスとパランティアの日本支社を設立し、SOMPOホールディングス、富士通から5億5千万ドルの出資を受けました。

同社のソフトウェアは、

  • SOMPOホールディングスでは介護事業やIOT機器、薬の履歴、自動車保険などのデータを収集し解析。
  • 富士通ではデジタルトランスフォーメーション(ITで人々の生活をより豊かに、より良い方向にするという考え)の戦略的強化。
  • ヤマトホールディングスでは物流事業の効率化をし、収益やサービス拡大。(パランティアへ出資もしている)

に使われています。

そして、全社とも新たな分野のサービスを模索し、作業の効率化や先を見据えた戦略としてもパランティアのソフトを使用するようです。

これだけ名だたる機関や政府が使用するということは、それだけ優れたソフトウェアということですね。

取引先を見るだけでも、パランティアテクノロジーズ【PLTR】の将来性を感じてしまいます。

顧客の割合は、

  • Government(政府) 46.5%
  • Commercial(民間) 53.5%

となっており、民間向けが割合的には多いです。

国別では、

  • アメリカ 54%
  • イギリス 12%
  • フランス 8%
  • その他 26%

となっています。【2021年2月調べ】

因みに、同社のソフトウェアは9・11のテロの首謀者とされているビンラディン氏の捜索にも使用されたとも言われています。

パランティアテクノロジーズ【PLTR】のソフトウェアについて

パランティアテクノロジーズ【PLTR】が扱うソフトウェアは

  1. 公的機関向けのGotham(データ解析、把握や行動、専門性の高い意思決定など)
  2. 民間企業向けのFoundry(データ統合、管理、分析、運用など)
  3. Apollo(Gotham、Foundryの強化や一部分を簡易的に利用)

があります。

例としてあげると、

軍で使用される場合、Gotham(ゴッサム)は兵士をサポートする役割に使われます。

  • どこにターゲットがいて、どんな装備をしているのか?(常に現場の状況を把握し共有)
  • 3Dで建物の構造を知らせて、どこから侵入するのかを知らせる
  • 味方はどこにいて、どういう動きをしているのか?

ドローンや衛星、車両、兵士などの様々な情報から現場を見て、常に最善の策を出す感じです。

それらの判断を全部人がするのではなく、ビックデータを使いAIがサポートを行うのは凄い時代になりました。

世界観で言うなら、ゲームのメタルギアソリッドのようなモノですね。


 警察では、

  • 再犯の恐れがある人を割り出して、マークを促す
  • 犯罪率が高い場所や時間を割り出し、警備の強化を促す
  • 犯罪組織の割り出しや紐付け

といった所です。

Foundry(ファウンドリー)はイメージしやすく、

  • たくさんの複雑なデータを処理や統合をし、まとめてくれる
  • リスク対策などを提案し、改善や効率を計る
  • 金融犯罪(マネーロンダリング)の防止

などです。仕事の効率化や意思決定のサポートってやつですね。

Apollo(アポロ)はGothamやFoundryの強化。使っているソフトウェアのアップデートやカスタマイズ、バクの修正を自動でやり、作業を簡易化してくれるイメージです。

パランティアのAPOLLOの図出典:パランティアテクノロジーズHPより

 

パランティアテクノロジーズ【PLTR】のデメリット

パランティアテクノロジーズ【PLTR】は何だかロマンがあり、将来性のある企業に見えますが、デメリットもあると思います。

それは、

  1. パランティアテクノロジーズ社が黒字にならない
  2. 利用する機関や企業が限られる

という点です。

パランティアはまだ一度も黒字を出したことがありません。運営コストがかかり、売上が上がっても当期純利益は赤字のままです。

この辺の運営コストをどうするのかは課題になります。

また、パランティアのソフトウェアは契約料が日本円にすると、約何十億円~とそれなりの値段がかかってしまいます。

なので、豊富に資金がある所としか契約が出来ません。

一発の契約がデカいというメリットもありますが、顧客が限られてしまい顧客の数が伸びにくいというデメリットもあります。

顧客数の約127という数字が物語っていますね。

因みに、私が勤めている鼻くそ弱小企業には、パランティアのソフトウェア導入は縁のない話になります。

契約したら資金がなくなり、速攻で潰れるからです(笑)

まとめ:個人的にパランティアテクノロジーズ社【PLTR】は面白く、将来的に大化けするかもしれない銘柄だと思う

パランティアテクノロジーズ【PLTR】は経営的に黒字にならず、課題もありますが、

創業から関わっている人や既に実績があって、名だたる公的機関、企業と契約を進めているという所を見ると、

個人的にはワクワクする銘柄です。

デメ男
デメ男

大化けするかも…

と、つい期待をしてしまいます。

しかし、将来性があると思い込むのも危険です。

世の中、そんな簡単に物事は動きませんからね。

パランティア自体コケる可能性があることも念頭に置いて、株を買うとしても全力買いはオススメはしません。

投資をするなら、あくまでも余剰資金で買うことをオススメします。

 

 

この記事から約1年後、パランティアテクノロジーズの株価は大暴落となりました。やっちまった感、満載です。

 

 

下記はアメリカ株関連記事になっています。代替え肉事業のビヨンド・ミートと宇宙事業のヴァージン・ギャラクティックについて書いています。

 

 

 

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