数年前に流行ったオフショア投資とは?ハンサードを例にして解説します。

数年前に流行ったオフショア投資とは?ハンサードを例にして解説します。のイメージ オフショア
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数年前から海外のオフショア投資(海外投資)というものを長期で2本積立投資をしています。

オフショア投資をして、もう約10年ぐらいになると思います。

オフショア投資をやろうとしている人、検討している人はオフショア投資とはどういうものか、この記事を参考にしていただければと思います。

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オフショアとは何か

オフショアとは一言でいうと、税制優遇をしている国や地域のことです。別名でタックスヘイブンとも言われています。

よく聞くのがマン島や香港、シンガポールやケイマン諸島などです。このような金融に対して特別な地域が出来た理由は、その国々の政治や歴史的な背景などの事情にもよります。

税金が地域の制度により優遇されているオフショアの土地では、さまざまな金融商品があり、資産家が移住したりもする地域でもあります。

海外投資でオフショア投資と言われるものはどういったものなのか

ハンサードやサン・ライフ、FT LIFE(ageas)、フレンズプロビデントなど、色々な保険会社があります。

オフショア地域にある保険会社は歴史も長く、格付け会社による評価も高いものが多いです。

これらの保険会社と契約するには、IFA(Independent Finanicial Adviser)「独立系ファイナンシャルアドバイザー」と契約する必要があります。

オフショアの保険会社は日本のように直接営業をせず、IFAと提携し外部委託しています。

そして、このIFAが顧客のサポートや代理店を使い、オフショア投資を販売したりしています。

オフショア投資を始めるにはライセンスを得ている所と付き合う

近年の日本では、もう多くの海外のオフショア投資の販売は禁止になっています。(一部可能なものもあり)

理由はいくつかありますが、IFAを紹介する代理店の勧誘の仕方、IFAのサポートの問題などもありそれらが金融庁や消費者センターに苦情として数多くいったからだと思います。

では、代理店やIFAとのトラブルを防ぐにはどうしたら良いのか。

それは、その国のライセンスを持っているかどうかが、利用する上で1つの判断していく材料の基準になると思います。

日本の場合は金融庁での届け出をし、投資助言・代理業を得ているかどうかです。

香港なら香港の金融庁SFCにあたる所のライセンスになります。

また、日本ではオフショア投資を勧誘したり、一部の海外の保険商品を販売したりすることも今では禁止です。

金融庁での許可を得れば、助言や海外のIFAに書類を送ったりすることなどは出来るようになります。

何かのきっかけで、海外投資を検討しているのであれば、必ずライセンスの有無は確認して下さい。

因みにライセンスを持っていなかった個人の代理店は数年で姿を消します。会社の場合はいつの間にかなくなります。

私がオフショア投資(海外投資)をして約10年近くなりますが、本当にこのようなことが起こりました。

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私がオフショア投資をしたワケ

オフショア投資をしたのは『日本の年金制度に不安を持ったから』というのが1番の理由にあります。

当時、私が20代の頃から年金制度は崩壊しつつあるというのが、ちょくちょく報道されていました。

「何か対策をしないと老後の生活がまずいな…」と思い、友人や知人にどのような対策をしているのか聞いたところ、その中の1人がオフショア投資をやっていると言ったので、そこから興味を持ち契約をした経緯があります。

あとは「海外のファンドは日本のファンドに比べて多くの利回り(リターン)がある」と言われたのもありますね。

実際にはそんなことはありませんが、当時の私は金融知識がなかったので、過去の運用データを信じてしまいました。過去のデータが良くても、この先の運用が良いとは限りません。

正直、今の日本の投資環境であれば、普通に低コストのインデックス投資の積立とNISAやiDeCoで老後の資金作りは十分可能ですが、その頃の私はインデックス投資を知らなかったですし、インデックス投資を知った時には、オフショアの積立投資を契約していたので、現在も続けている状態です。

オフショア投資の手数料は?ハンサードの商品を交えながら説明します。

オフショア投資と言われる海外の生保会社たちは日本では知名度はありませんが、オフショア地域では名の知れた企業の部類に入ります。

金融庁から過去に行政処分を受けた「いつかはゆかし」が扱っていたハンサードも、オフショア地域にある有名な企業です。

現地ではその企業の株が指数の中の1つに採用されたりしています。

イギリスにあるロンドンの証券取引所(LSE)のFTSE株価指数250(イギリス企業250社のロンドン証券取引所にあるインデックス銘柄)の中にハンサードという海外の生保会社が入っています。

オフショア投資の保険会社の手数料形態はどの商品も似ています。初期口座と累積口座に別れていて口座により、引かれる手数料が違います。

初期口座は8%前後、累積口座は1%前後と手数料の引かれかたは殆ど一緒です。

運用は初期口座の手数料が高いため、累積口座からの影響が大きく累積口座からの運用をどう行っていくかで最終的な利回りが決まります。

また、他にも手数料を支払うこともあります。

初期口座、累積口座以外にかかる主な手数料
IFA代 (総合口座に対して1%前後)orアドバイザー料金(アドバイザーにより変動する)
ファンドの売買のスプレット(ハンサードの場合は7.5%)
クレッジットカード手数料(支払いがクレッジットの場合)
銀行送金手数料(支払いが銀行送金の場合)
その他(スイッチング手数料、サービス手数料など)

月々のクレッジットカード支払い手数料がない保険会社もあれば、ハンサード社のように日本に銀行口座がある所もあり、銀行の送金手数料を節約出来る所もあります。

銀行送金の節約はSBI銀行から送金手数料が無料なので送金する形です。(SBI銀行のランクにより、他銀行の送金手数料が無料になります。)

よくインターネットで海外投資の中でオフショア投資について調べると、オフショア投資は手数料が高いため資産形成に向いていないと出ていますが初期口座と累積口座、IFAの手数料などを見るとそう思います。

この高い手数料を減らすために、殆どのオフショア投資(ハンサードやロイヤルロンドンなど)では、ボーナス制度を設けており契約者に対してボーナスを付与しています。

ハンサードに至っては累積口座から積み立て額の0.75%が付き、10年目以降は積立金額に対して5%のボーナスが付きます。
初期口座にもボーナスは支給されますが、契約の金額や期間により変動します。初期口座は引かれる手数料が高いためボーナスを付与されてもボーナスは残りません。

あくまで初期口座の維持手数料を軽くするものだと思って下さい。

累積口座は引かれる手数料に対して、長期で積み立てた場合は大きくプラスになります。なるべく停止や減額をせずに積み立てていくことが大事です。

最終的な手数料

色々と手数料が取られますが、結局のところ何%かわかりませんよね。インフレ率により多少変わりますが下記に最終的な手数料を載せます。

月々の支払い金額 期間
15年 20年 25年
700ドル 1.54% 0.92% 0.61%
500ドル 1.74% 1.12% 0.81%

金額が大きく積立期間が長いほど手数料が安くなります。このコストに対してIFA代が付きます。人によってはクレジットカードの支払い手数料、銀行送金手数料がかかります。

500ドルで25年契約ならば、最終的なコストは0.81%+IFA代+クレジットカード手数料、送金手数料(該当者のみ)になります。

コスト以上のリターンが得られるのであれば利益に繋がります。

まとめ

基本的に海外のオフショア積立は手数料だけをみれば、国内インデックス銘柄に比べ手数料は高いです。

しかし、それを補うためにざまざまなボーナスがついています。そのボーナスも積立の停止や中止、減額したりしてしまうとボーナスを得ることが難しくなり、結果的に大きく損をしてしまうことになります。

また、海外の積立は日本では取り扱っていない、アクティブファンドもあり高いリターンが得られる可能性があります。

私は国内でインデックスファンドも購入し積立をしています。海外投資ではインデックスファンドの投資感覚ではなく、アクティブファンドに投資をして運用する感じでいます。

そういう観点から見ると、海外の積立投資の手数料もそんなに割高には感じません。国内のアクティブファンドも手数料は同じように数%します。

運用状況は現在元本割れしていますが、まだ10年以上積み立てる予定なので気長にどういう結果になるのか待ちたいと思います。

このオフショア投資(海外投資)をやっている人はどれだけ日本にいるかわかりませんが、海外の積立投資は基本的に積み立てられる無理のない額を始めに設定し、最後まで積立を行うことが大事です。

 

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