約10年間、運用がパッとしなかったFT life(旧ageas)を損切りし、絶賛傷心中の哀れな男です。
損失額は約100万円ぐらいなので、流石に心のダメージは大きく、しばらくはZARDの曲『負けないで』を聞いていました。
解約をする前に、
- この先、オフショア投資をして利益を出す道はあるのか?
- 運用をファンドマネージャーに任せずに、自分運用したらどうか?
- 譲渡や減額、停止などをしたら、どんな結果になるのか?
などと、色々と思考しましたが、
現在の状態は、もう詰んでるんじゃないか…?
という結論に辿り着きました。
解約の流れとしては、
- IFAに解約する旨をメールで伝える
- 解約関係の書類がPDFで送られてくる
- 書類を日本からIFA(香港など)へEMSなどで送る
- 書類がIFAに到着。受理される。
- 問題がなければ、約2週間ぐらいで自身の銀行へ返金される(日本なら日本の銀行)
- 着金後、銀行の為替差損益の記録を取っておく
- IFAにトータルの取引履歴書類をPDFで送ってもらい、保存し記録する
※記録を保存するのは、確定申告や国税局からの連絡時に必要になることもあるため
です。
解約金の受け取り銀行の送金に関しては、海外の銀行と日本の銀行で違いはあると思います。
私は日本の銀行口座以外持っていないので、ここでは日本の銀行で、どのようなことに気をつけたかを書いていきます。
日本の銀行全部に共通しているのは、外貨を受け取る際は、口座名義人のマイナンバー(個人番号)の提出が義務化されたことぐらいですね。
オフショア投資の解約手順
オフショア投資の解約はIFAに連絡後、手続きをして終了です。
私の場合は、メールで解約の旨を伝え、その次の日には返信が来ていました。
返信のメールには、
- 解約依頼の書類
- 申告書(手続きを進めることへの同意書)
のPDFが添付されていました。
人によっては、有効期限内のパスポートや運転免許証のコピーなどの提出も必要になります。
手続き的には、そこまで難しくありませんでした。
IFAが海外の場合は、海外へ書類を送ることになります。
海外の場合は記録が残るように、EMS(国際郵便)で書類を送った方が無難です。
解約する前に資金の受け取り銀行を選ぶ
オフショア投資では、途中解約や満期関係なく、基本的に積立をした外貨をそのまま契約者の銀行口座に送ってきます。
私は海外の銀行口座を持っていないので、今回の解約金の受け取り銀行は、日本の住信SBIネット銀行にしました。
ただ、外貨の受け取りは少しクセがあり、気をつけなけらばいけない点があります。
それは、
- 海外から日本の銀行へ外貨を送金する際に、受け取る銀行側が、中継銀行(SWIFT含む)を指定しているかどうか確認する
- 海外から外貨が送られてきたときに、口座名義人は受け入れ銀行に対して、どのような対応をすれば良いのか確認する(手続きなど)
- 銀行が送金される予定の外貨を取り扱っているかどうかを確認する(香港ドルや英ポンド、米ドルなど)
- その他に自分が対象になりそうな事柄を調べて行う
です。
これらを怠ると、なかなか外貨が振り込まれなかったり、手違いが起こりやすいです。
今まで日本円の送金手続きぐらいしかやったことがなかったので、今回の作業は少し苦戦しました。
また、日本の銀行では、海外から外貨を受け取る際、所得税法等により口座名義人のマイナンバー(個人番号)が必要になりました。
銀行から税務署へ提出する法定調書に、口座名義人のマイナンバー(個人番号)の記載が義務付けられたようです。
外貨が送金される前に、マイナンバーの個人番号を銀行側に登録しておかないと、入金処理が出来ないこともあるので、気をつけて下さい。
因みに、私は登録に約2週間ぐらい掛かりました。
意外に時間が掛かるので、余裕を持ってやっておいた方が良いと思います。
日本の口座名義人のローマ字表記の送金について
海外から日本の銀行への送金はローマ字表記で行われます。
オフショア投資の際に、契約書のローマ字と銀行口座の名義人のローマ字が違うこともあり、
外貨の送金受け取りが出来ないかも?
という疑問もあるかと思います。
違うと言っても、例えば
銀行口座名義 | 契約書 |
TARO | TAROU |
ICHIRO | ICHIROU |
RYOTA | RYOUTA |
YUICHI | YUUICHI |
という風に、
『U』などが入っている場合です。
オフショア投資では、契約書に書いたサイン(ローマ字)で送金されます。
こちら側が
送金受け取りの口座名義人には『U』を入れないで下さい。
と言っても
無理です。契約書のローマ字でないと出来ません。
という返答が返ってきます。
日本の銀行口座名義では、ローマ字表記で『U』が入っていないことが殆どです。
その一文字のせいで、送金の受け取りが出来なければ、色んな意味で詰んでしまうので、
直接、銀行(住信SBIネット銀行)へ聞いてみました。
結論としては
『U』が入っていなくても、入っていても、本人確認が出来れば問題ないので、大丈夫です。
と言われました。
まとめ:オフショア投資の解約は手間がかかる
オフショア投資は日本国内で全て完結出来ないので、解約するにしても時間が掛ります。
それに相手は海外です。
書類を海外へ送ったり、自身の口座に着金するにしても手続きが必要になります。
書類に関しては、IFAが外国語(英語や中国語など)を翻訳してくれなかったら、
外国語が出来ない人は、Google翻訳機能で自力でやるか、外国語が出来る人(友人や親戚など)にお願いするしかありません。
また、利益が出た場合は、税金の確定申告方法も源泉分離課税や一時所得など、投資をしている金融商品によって異なります。
そういった意味では、オフショア投資は解約1つにしても大変な作業になり、自力で色々と行うことが出来ない人には、苦になる投資の部類ですね…。