子供の学資をほとんどの人が、学資保険や預金で準備しています。
2019年ソニー生命の調べだと学資保険が50.8%で、預金が54.3%です。(複数回答形式)
家計金融資産が保険や預金の割合が多い日本では、これから先も子供の学資を作るのに使われる方法は、保険か預金(定期含む)の2強でしょう。
私は投資をして学資を作っていますが、投資をしていなかったら保険か預金、会社に財形があれば財形で一部の学資を用意していたかもしれません。
仮に、自分が投資という概念がなく、学資を作るのであれば何を検討していたのか、投資以外の方法を考えてみました。
投資をしないなら学資作りとして、預金(定期含む)か財形かで、一部を手堅く検討
投資以外での学資の用意は預金、定期、会社の財形が主な柱だと思います。元本割れもしませんし、資金の拘束性も極めて低いですからね。
ただ、預金も定期も同様に言えることは、金利がほとんど付かないと言うことです。
財形も所属する会社によりますが、1%も満たない利率が多いと思います。むしろ、0%付近です。
比較的にローリスクですが、それゆえに全くといって増えません。
ローリスクで元本割れはしないので景気にも左右されませんし、安全に学資を確保するという点で、一部の資金は預金(定期含む)や財形に入れていく方法も有りだと思います。
学資保険を見るときの基準はやっぱり返戻率と積立期間で選ぶ
全部の資金を学資保険に入れるという発想はありませんが、投資をしていなかったら、その中の何割かは学資保険に使っていたかもしれません。
学資保険を検討するときは、やはり一番見るところは返戻率だと思います。
2020年2月の学資保険で高い返戻率のモノは、
- 明治安田生命『つみたて学資』
- ソニー生命『学資金準備スクエア』
- フコク生命『みらいのつばさ』
が学資保険の中では高い方です。
人によって入る期間や時期にもよって、返戻率が多少前後し、他の学資保険の方が利率が高くなったりするので、なんとも言えませんが、返戻率が高いにこしたことはないですね。
あとは
- 保険料の支払い期間を短く設定したいのか
- 返戻率を上げるため長く保険期間を設定するのか
迷いますが考えると思います。
ここは家庭の事情により大きく左右されますね。私なら子供がどこまで教育を受けたいのかわかりませんし、資金拘束期間が長いよりは短い方がいいので、短めに設定するかもしれません。
学資保険以外なら明治安田生命の『じぶんの積立』も有り
学資保険以外なら、何の保険がいいかなと思って探したところ、明治安田生命の『じぶんの積立』が一番いいと思いました。
実際、学資代わりにもなりますし、旅行費として積み立てたりと、臨機応変に対応できます。契約も満18歳からなので、契約のハードルも高くはないですね。
保険内容と条件は
- 月々5000円から積立可能
- いつ解約しても元本割れはしない
- 持病や健康面で心配がある人でも入れる
- 自動的に指定口座から引き落とせる
- 災害死亡給付金は払込保険料の1.1倍
- 保険期間は10年満期で3%つく(支払い期間は5年間)
- 一般生命保険料控除が使えて、多少の節税になる(保険料を支払っている期間だけ)
といったところです。
デメリットとしては対面販売になるので、契約が少し面倒なのと、保険料が月々の支払いになるので、まとめて一括で保険金を支払いたい人でも、ひと月ごとの支払いになってしまうことぐらいです。
月ごとと言っても、5年間で保険料の支払いは終わりで、それ以降の5年間は満期まで何もせずに待つ感じですね。
日本の保険で増やすという名目では、明治安田生命の『じぶんの積立』は優れた部類に入る保険だと思います。
一応、保険会社が潰れなさそうかチェックする
保険会社が潰れることはあまりないと思いますが、念のためチェックはした方が安心かなと思います。
学資保険に入って、しばらくしたらその保険会社が潰れてしまっては、せっかく入った保険も意味がありませんからね。
健全性や収益性などをみる格付けランクや、ソルベンシー・マージン比率(200%以上あれば良好と言われている)は出来れば高い方がいいです。
日本の保険会社は比較的、ランクも数値も良好です。これらの情報は各保険会社のホームページにも載っていますし、時間があるときに見る程度でいいかなと思います。
まとめ:投資もそうですが、それ以外に用意をする時も学資保険や預金など、資金の分散は大切です
学資作りに投資をしないという名目で、学資保険や預金などを考えてみました。
100%学資保険だけで学資を用意するのは、資金拘束や途中解約したときに元本割れするケースがあるので、やめた方がいいですね。
今は大丈夫でも、この先支払いがキツくなったりすることも想定して、
例えば、1万円ある中の学資保険に4割(4000円)、預金や定期に6割(6000円)といったように、ある程度の余力を残しての分散した学資作りは大切だと思います。
学資作りに正解はありません。増やすのにもリスクはありますし、家庭の事情も異なります。
1つだけ言えることは、無理のない金額の範囲内で、学資を分散して作るのが一番いいと思います。