結婚をしてから、将来を見据えて投資をやろうと行動すると、嫁がラスボスのように立ちはだかることがあります。
通称、嫁ブロックってやつですね。
世間の嫁さん達の気持ちも、わからなくはないです。
結婚する前から投資をしているなら、まだいいかもしれませんが、結婚をしてから、
投資をしたいんだけど…。
と、言われたら戸惑いますよね。
日本の資産運用イメージは預金(定期など)と保険の二大巨塔が鉄板。
多くの人の個人資産は、殆ど預金が占めており、2人以上の世帯なら、個人資産の割合は4割以上が預金、その次は保険となっています。
株式や投資信託は、そこまで比率は高くないです。リスク資産は敬遠され気味ですね。
私の周りでは、投資をしている人は10人に1人の割合ですし、世の中まだまだ投資をしている方が珍しい部類に入るのかなと思います。
そういった価値観の中では、投資に対して、やはり嫁ブロックは起こる確率が高いです。
嫁ブロックするのは、投資は安全性が極めて低いため
投資に反対をするのには、理由があります。親だろうが嫁だろうが、誰でもです。
確率的に嫁ブロックされるのは、投資は一般的に安全性が極めて低いとされているからです。
人それぞれ、投資に対する考え方は違いますが、『安全性がなくお金を失う恐れがある』ものに、何か理由がない限り、好き好んで挑戦していく人はあまりいないと思います。
本当に人は投資に対して安全性を求めるモノなのかは、生命保険文化センターの調査で41.9%と出ています。
どの世帯でも、金融商品に求めるものは、安全性(元本保証など)と答えています。
リスクがある投資は元本割れをすることもあるので、安全性はありません。
投資をする中でも、どこかに安全性が少しでもなければ、いくら嫁でも投資に賛同してもらいにくく、この世間の投資環境下では、嫁ブロックを崩すのも難しそうです。
結論から言って、嫁を説得する方法はないと思った方がいい
嫁さんから投資の許可を得るために、自分が学んだ投資のことや、将来に対して、いかに投資が必要かを解いたところで、響かないのが現実です。
自分に置き換えて考えたら、何となくわかると思います。
逆に嫁さんから、
ここのエステ最高だから行ってみて!
と言われても、エステに対して興味や必要性を感じなければ、調べもしませんし、行きもしませんよね?スルーしますよね?
まさに、投資に対しての嫁ブロックはこんな感じだと思います。
興味がなく必要性を感じない状態で、何を言っても、聞く耳を持たない方が普通だと思った方がいいですね。
仮に少しでも、嫁さんが投資に聞く耳を持ってくれたのなら、下記のやり方もいいかもしれません。
解決策として違った意味での『安全性』を確保し説得してみる
正直なところ、安全性が高い投資(預金や一部の保険など)は、投資の意味がないぐらい、ほぼ増えません。
高齢でリスクを取れない人や、お金が既にある人ならいいかもしれませんが、
そうでない人は、そこそこ安全性が低くリターンがある投資を視野に入れなければなりません。
安全性が低いだけで、嫁がサッカーの名ディフェンダー選手のように速攻ブロックしてきますが…笑
投資はお金を失うリスクもあるので、嫁さんからすれば、『生活に支障が出てきてしまうのではないか…?』という懸念もあると思います。
リスクのある金融商品に100%安全性を求めるのは不可能です。そこで、違った視点での安全性を提案してみるのも1つの手ですね。
提案としては、投資をする前でも後でも、日常生活は今までと大きく変わらないとかです。例えば、
- 預金の一部を投資に回す
- 投資は余剰資金でやる
など、あくまでもレバレッジを掛けて、借金をして投資をしたりせず、大きく家計には響かない程度に投資をするという約束をするだけで、嫁ブロックも多少は緩和されると思います。
大きく家計に響かない代表的な投資は、
- 投資信託(インデックス投資)
- ETF
- ミニ株(単元未満株)
- レバレッジを掛けない株やFX
- 鉱物(金やプラチナなど)
とかですかね。
投資額が大きくなる現物の不動産や、レバレッジをかけた株やFXの取引などは、より深い話し合いが必要になってきます。
ベットする金額の一発分が大きいですから、いろんな意味でハラハラドキドキしますし、リターンが大きい分、安全性は低いですからね。
レバレッジを掛ける投資に関して言えば、下手をしたら負債と借金のダブルパンチが待っているので、嫁ブロックを崩すのは大変そうです。
嫁の了承を得るには、レバレッジのリスク管理が出来る以外にも、さらに普段の生活の信用力や信頼、嫁に対してのプレゼン能力が必要不可欠になってくると思います。
人によっては、これらの投資でも生活の安全性を保つことが出来れば、問題なく嫁ブロックも突破出来ますね。
説明しても響かないときは、諦めることもあり
中には投資の『と』の字を聞いただけで、一切聞く耳すら持たない人もいます。
投資に対して、いくら安全性や必要性を力説しようが、心理学やメンタリストの本などで説得力を上げて挑もうが、
誰も攻略できない鉄壁要塞かよっ!?
って思うぐらい、話を跳ね返されます。
私の知り合いでも何人か、鉄壁の要塞を持つ嫁さんがいますね。投資系のブログやYouTubeなど、第三者の説明を見せても、
投資なんてムリよっ!
という具合です。
そういうときは、一時的でも投資を諦めることも大切です。投資をした方が個人的にはいいと思いますが、家庭内がそれで冷戦状態になってしまったら、元も子もありませんからね。
一旦、冷静になって再度チャレジする形でいいと思います。
投資によっては嫁にバレないようにやることも出来る。…が、自己責任で。
嫁さんに投資を反対されても、構わず己を貫き通す猛者もいます。
嫁さんにバレないようにするのは、投資関係の書類を見せない、または来ないようにすることです。
日本の証券会社なら、株主優待とか配当金のお知らせなど、書類関係が来ない投資ならバレる確率は低いです。
因みに日本株は、思いっきり配当や優待のお知らせが来るので、いずれバレます。
米国株や投資信託は来ないので大丈夫です。あとは、1年間のトータル取引報告書を書類にせず、電子にすることですね。
ただ、証券口座開設のとき、IDやパスワードの設定書類が後日来るので、受け取った人が嫁ならバレれます。
そこがバレないで投資をする第1関門と言ってもいいです。
いずれにしても、投資の関係書類が家に来てバレることもあります。
投資を黙ってやるのもいいですが、バレたときに夫婦間の冷戦に突入する恐れもあるので、あまりオススメはしません。
やるなら『あくまでも自己責任で!』ってやつですね。
まとめ:嫁ブロックをしっかり受け止めて前に進む
嫁ブロックをうまく突破し、投資も家庭内も、うまく行くのが一番の理想です。
しかし、そうもいかないこともあると思います。
嫁ブロックの原因を突き止めて、投資対象の安全性や必要性をしっかりと話し合い、答えを導き出そうと努力しても、嫁ブロックを崩せないこともあります。
投資自体、全くもってダメというなら仕方ありませんが、話し合いの中で、投資の実績を作ってから許可が得れそうな場合は、
いきなり大きく始めず、少しずつコツコツと投資をしていき、実績を作った後で、改めて嫁さんから正式な許可を得る方法もいいですね。
嫁さんも好きでブロックしている訳ではなく、パートナーを想ってのことです。ブロックされても決して投げやりにはならず、ちゃんと向き合うことが大切だと思います。