少額から積立投資が出来る投資信託は、投資初心者や一部投資家には非常に人気があります。
経験をある程度積んでいる投資家は、投資信託での失敗は殆どないかもしれません。
投資信託は金融商品の中でも少額で時間と複利を使える投資なので、出来れば短い期間で早く銘柄を選び、ずっと積立をした方が効率はいいです。
投資信託も投資なので、損をして失敗することもあります。ただ、やり方次第では失敗を防ぎ、成功することが出来る投資です。
その方法としては、経済(相場)が上がるのを待つだけです。
投資信託で成功する方法はインデックス投資で利益が出るまでやることに限る
投資信託で失敗をせずに成功するには、インデックス投資で積立投資をし、上がったら売るに限ります。
当たり前過ぎて、ツッコみどころもありませんね。
インデックス投資は指数を買っていく投資なので、経済が好調ならいいですし、悪ければ損失が出るという単純と言えば単純なモノです。
そういう特徴ならば、経済が好調な時に利益を確定すればいいだけですね。
こういったデータを見れば、経済の株価指数に連動するインデックス投資をして、下がっても買い続けて上がったときに売れば、投資信託で成功出来ます。
株価指数なんてモノは下がってもいずれ上がります。ただ、数年先か数十年先か、いつどうなって上がるのかはわからないので、買っている投資信託を買い続ける忍耐といずれ上がるだろうという希望を持って投資をする必要があります。
投資信託の銘柄選びは慎重にインデックス投資を選べばいい
投資信託と一言で言ってもたくさんの数や種類があります。SBI証券で見てみると、その数は2600本以上です。楽天証券も同じような数です。
ここの数字だけを見たら、思わず空を見上げて
どうやって選ぼう…
ってなりますよね。
投資信託をピンポイントで探すには、考えたり調べたりする時間がどうしてもかかってしまいますし、投資初心者は何を基準にしていいのかさえわかりません。
そんな問題をあっさり解決する方法があります。それは、マネすればいいんです(笑)
投資に興味がなければ詳しい人に聞くのも有り
マネする方法は2つあります。そのうちの1つは投資信託をすでにやっている人から聞くことです。
勿論、利害関係のない人にしてください。間違っても銀行や証券会社の窓口で聞いてはいけません。投資信託でも、ぼったくりと言われる商品を紹介されてしまうことがよくあります。(手数料商売のため)
利害関係がないとは、投資信託をすでに購入している友人や家族、知人、ブロガーなどです。
利害関係がなければ、正直に教えてくれるものです。教えた人が投資信託を購入しようがしまいが、損得はありませんからね。
意地悪な人は、変な投資信託を勧めるかもしれません(笑)
そういう人はいないと思いますが、念の為2人以上から話を聞くことをお勧めします。
周りに詳しい人がいないときは、ググって『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year』を見る
詳しい人に聞けと言っても、私のようにシャイboyで聞けない人や、投資信託を買っている人がいない場合はどうすればいいのか。
そういう時はもう1つの方法、『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year』をググって上位にあるやつを選べばいいかなと思います。
『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year』とは、投資信託をやっている投信ブロガーの方々が毎年行っている企画で、投票形式で投資信託に順位を付けていくものです。
銀行や証券会社の企画でやっている訳ではないので、公平な立場で投資信託をみています。ここで上位1位や2位などに載る投資信託は基本的に投資商品として優れているモノが多いです。
1位から5位をざっくり説明すると
1位 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
投資対象 |
先進国23ヵ国 新興国26ヵ国 |
投資割合 |
先進国88.5%(アメリカ55.8%)新興国11.5% |
2位 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
投資対象 |
アメリカのS&P500指数 |
投資割合 |
マイクロソフト4.3% アップル4% アマゾン2.9%など |
3位 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
投資対象 |
先進国(日本除く) |
投資割合 |
アメリカ68.7% イギリス6% フランス4.1%など |
4位 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド |
投資対象 |
先進国(日本除く) |
投資割合 |
アメリカ68.2% イギリス6.3% フランス4.1%など |
5位 |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) |
投資対象 |
株(日本、先進国、新興国) |
債券(日本、先進国、新興国) |
REIT(日本、先進国) |
投資割合 |
各12.5% |
このような感じです。
ただ、注意したいのは毎年毎年やっていく中で、数年前にあった銘柄が10位以内から外れ圏外に順位を落としていることがあります。
2013年と2019年と比べるとこんな感じです。
2013年 | 2019年 | |
1位 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
2位 | ニッセイ日経225インデックスファンド | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
3位 | 結い2101(鎌倉投信) | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス |
4位 | 外国株式インデックスe | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド |
5位 | ひふみ投信 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) |
現在は投資信託の手数料競争が激化して下がりに下がっている状態です。もうそろそろ、この順位もあまり変動がなくなってくるかもしれません。
順位変動が嫌だなという人は、上位に入っている投資信託でも○○インデックス投資と言われる指数を買っていくモノを選べばいいかなと思います。
投資信託で成功するため手数料チェックは念のため忘れずに!
投資信託を買うときに意識するのは手数料です。この手数料は買ったときに取られる売買手数料や投資信託を維持するときに取られる経費が主です。
インデックス投資は投資信託の中でも手数料は安い部類に入りますが、一応確認はしといた方がいいです。
投資信託の主な手数料 |
買付手数料(購入時の手数料) |
信託報酬(維持費や監査報酬など) |
信託財産留保額(解約手数料) |
この手数料は今では買付手数料と信託財産留保額は0の所が多いです。
むしろ、0を選びましょう!!
信託報酬は維持費と思ってください。ここはボランティアでやっている訳ではないのでどうしてもかかります。目論見書に書いてあるので、そこで詳細を確認することも出来ます。
ただ、ここもなるべくなら低いところを選んだ方がいいです。
投資する金額により、人によっては大した差はありませんが、貧乏性の私は安ければ安いほど、どうしても素敵に思ってしまいます。
備考として、毎月分配金が出る誘惑満載の投資信託に注意
投資信託でも、毎月分配型の投資信託もあります。これは私も一時期買っていたことはありますが、やめた方がいいです。
分配金として毎月現金が振り込まれますが、その分配金は殆ど元本から支払われており、投資はしているけど元本をただ取り崩すだけの投資になりかねません。
別名、タコ足ファンドといいます。賛否はありますが、資産形成をする上で毎月分配型の投資信託は良くないかなと思います。
まとめ
投資信託で成功するにはインデックス投資を軸にすることです。
下がっても積立を継続し、上がったら時期を見て売る。それを守り長期で投資をしていけば、失敗する確率はグンと下がり成功する確率が上がっていきます。
アクティブ投資(ファンドマネージャーが独自に運用)も投資信託にはありますが、アクティブ投資はインデックス投資に比べて手数料も高いですし、大半がインデックス投資より運用成績が劣るというデータもあります。
データを踏まえた上でも、投資信託で成功するには、インデックス投資が無難な選択肢になり得ますね。
投資というモノは不確実なモノですが、うまく利用すれば自分の人生に良い影響をもたらしてくれます。
日本の投資環境も昔に比べて良くはなっています。
インデックス投資は個人の能力に関係なく、運用成績は投資をする期間で変わるだけです。投資の中でも間違ったやり方さえしなければ、比較的成功しやすい投資だと思います。