経験しているから解る高配当株の危険性と回避方法

高配当株の危険回避イメージミニ株

私も好きな高配当株投資。

その魅力は対象の株を保有している限り、毎年決まった月にお金が配られることです。

うまくいけば投資元本も増えて、増配も重なり、配当金という名のお金も増えていきます。

しかし、高配当株投資はかなり難しい投資の部類です。

投資信託のインデックス投資のように指数を買っていく投資なら、指数が下がっても将来的に上がることはありますが、

高配当株に至っては、何らかの要因で一度下がると、童話に出てくるドワーフたちのように、地下にドンドン潜っていく動きをしながら、投資元本が下落していきます。

また、高い配当を出す企業は成熟企業が多いです。

成熟企業はおじぃちゃん企業のため、下手をしたら衰退期に突入してしまう恐れがあり、それ相応のリスクも高まります。

高配当株へ投資をするときは

  • 今後、株価が上がっていくのか?または現状維持か?
  • 将来的に事業がどうなるか?
  • 高配当は維持出来るのか?

なども見ていく必要があります。

それらを怠ると、特に高配当株の場合は、結果的に大損をぶっこく確率が高まってしまいます。

これらの高配当株の危険性を完璧に回避することは不可能に近いですが、あることに気を付ければ、多少は防ぐことは可能です。

それは【高配当株を選ぶ基準を設けること】です。

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高配当株の危険性を避けるための基準を設ける

では、保有しようとしている高配当株の危険性を少しでも避けるために、具体的にどうすれば良いのか?

完全に衰退期を見抜くことは出来ませんが、多少はそのリスクを軽減することは出来ると思います。

それは、

  1. あまりライバルがいない不景気に強そうな銘柄を選ぶ(出来れば海外進出している所)
  2. 営業利益や純利益が伸びているか、最低でも現状維持か確認する
  3. ROEやEPSの変動を見る
  4. 配当性向も重要
  5. 自己資本比率を見る
  6. 会社方針を見る
  7. 購入したら決算時になるべくチェックする

これらのことが必要になると思います。

あまりライバルがいない不景気にも強そうな銘柄を選ぶ(出来れば海外進出している所)

高配当株を選ぶときは、投資対象の企業がなるべく、

  • あまりライバルがいなくて、
  • 不景気時にもそこそこの売上を上げられて、
  • 世界的に活躍している企業(海外進出している、またはする予定)

のところを選ぶことが重要です。

アメリカの高配当ETF、HDVのような感じで銘柄を選定するイメージで良いと思います。

 

 

他に参入する企業があまりなく、独占に近い状態で事業が出来て、尚且つ高配当ということです。

ざっくり言えば、日本だとNTT(日本電信電話)やKDDI、アメリカだとCoca-Cola(コカ・コーラ)、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)などですね。

日本株の場合は、国内だけの事業では少子化で、私の人生のように、いずれ詰む恐れもあるので、出来れば海外進出しているか、する予定がある所を選んだ方が無難かもしれません。

グローバルに活躍している企業の方がそれだけ販路があり、収益の分散が出来ていますしね。

営業利益や純利益が伸びているか、最低でも現状維持か確認する

高配当銘柄はおじぃちゃん企業と言われることが多いですが、その中でも成長している企業もあります。

『一生現役』と書いてあるTシャツを来て、バリバリ成長し続けるスーパーおじぃちゃんみたいな感じです。

営業利益や純利益(当期純利益)がずっと成長するということは高配当を維持出来ますし、増配にも繋がってきます。

こういう企業は稼ぐ力があり、それに比例するように資金力も増していき、成長していきます。

ただ、高配当銘柄では全部が全部、こういった銘柄ばかりではありません。

中には、営業利益も純利益(当期純利益)もヨコヨコの高配当銘柄もあります。

出来ることなら、成長していく高配当銘柄を選んだ方が良いですが、資金の偏りや分散効果を出すために、敢えて現状維持をしている高配当銘柄に投資をする人も、私を含めていますね。

基本的には、営業利益や純利益(当期純利益)が右肩上がりの方が高配当を維持出来るので、そのような企業を選んだ方が利口です。

ROEやEPSの変動を見る

高配当株に投資をする基準として、ROEやEPSも重要です。

ROE(Return On Equity)とは、自己資本利益率のことで、企業がどれだけ効率よく、有効的に利益を上げているかを示す指標として使われています。

この指標が高ければ高いほど、収益や成長が有望とされており、そのため株主への利益の還元もされやすいです。

経営がうまく循環し、効率が良いということですね。(ROEの値は約10%前後が良しとされていますが、業種によって平均は変わります。)

EPS(Earnings Per Share)とは、1株あたりの純利益(当期純利益)です。

1株に対して、どれだけ純利益(当期純利益)があるのか?がわかる指標です。

EPSをみることで、1株あたりの値が分かるので、一発で企業が利益を出し成長しているのか?していないのか?が分かります。

例として、NTT(日本電信電話)のEPSを載せます。

ntt.epsIR BANKより

こんな感じになっていれば、誰でも成長していると分かります。

このROEとEPSを見ることで、

  • 投資対象の企業が効率的に利益を上げることが出来ているのか?
  • また企業が成長しているか?

をみることが可能です。

高配当を維持出来るのか、否かを見るのに適している指標だと思います。

利益を上げられず、純利益(当期純利益)が減るようなら、高配当なんて維持出来ませんからね。

但し、この2つをいくら監視しても、株というモノは不祥事や決算が悪ければ、一気に悪くなることがあります。

そういった意味では、完璧な指標ではないということを、頭の片隅に入れておいて下さい。

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配当性向も重要

配当を貰うにあたり、配当性向も重要です。

配当性向とは、純利益から配当金をどれくらい支払っているのかを見るときに使われるモノです。

パーセンテージ(%)が値として表示されます。

一般的には、30~40%前後が目安とされていますが、業種や企業により変わるので、参考程度で良いと思います。

この値が高くなってくると、配当金が減らされたり、出なくなったりします。

あまりにも高くなると、要注意です。

最近、減配したJTはこの配当性向がこんな感じに推移していました。

減配を発表したときの配当性向は96.1%でした。

jt.haitosekoIR BANKより

配当性向がドンドン高くなるような会社は、配当金を株主に還元出来なくなるという良い例ですね。

自己資本比率を見る

自己資本比率もなるべくならチェックした方が良いです。

この値が高ければ、企業の安定性が高いとされています。

つまり、自己資本比率が高ければ、負債が少なく倒産にしくいということです。

高配当株投資に至っては、倒産しそうな会社に投資をしても、高配当どころか、配当金すら払われなくなるので、自己資本比率も重要になります。

自己資本比率って、何%が丁度いいのかな…?

と思いますが、業種や企業により異なります。(一般的には、約40%前後と言われています。)

なので、投資をした時期よりも著しく大きく下げたりしない限りは、そこまで神経質になる必要もありませんが、チェックしておいても、損はしないかなと思います。

会社方針を見る

高配当株以外もそうですが、会社方針が

  • 株主に対して、どんな方向性を示しているのか?

は見ておいた方が良いです。

高配当株の会社なら、株主還元に積極的なのかどうかですね。

ただ、経営者が変わったり、利益が上がってこなくなったりした時は、あっさりと方向性を変えることもあるので、信用しすぎるのも危険です。

よくある付き合いたてのカップルが、

やんちゃboy
やんちゃboy

今の恋人が運命の人…♪

と周りに言ってた割に、数ヶ月後には、運命の人を撤回して別れているような感じですね。

会社方針を信用しすぎるのも、変わることもあるので微妙と言うことです。

購入したら決算時になるべくチェックする

最後に高配当株投資でも、決算は気にした方が良いです。

決算次第では、一気に高配当でなくなり、下手をしたら無配になることもあります。

出来れば、前回の決算よりは成長が見られるか、ほぼ現状維持かは確認した方が良いでしょう。

そして、決算が悪くなったら、

  • すぐに投資をやめるのかどうか?
  • 逆張り的に投資を続けるのか?

を、自分なりに設けることです。

そうすることで、多少は投資で後悔することが減ります。

ルールを設けると、

デメ男
デメ男

自分で決めたことだから、仕方ないか…。

と、意外とあっさりしますよ。(私だけかもしれませんが…。笑)

配当金を貰い続けたいのであれば、最低でも決算がほぼ現状維持かどうかは確認した方が無難です。

高配当株の一番の危険性は衰退期に入ること

高配当株へ投資をするときは、投資対象の企業が最終的に衰退期へ突入するのか、しないのかを確認し、予想する必要があります。

衰退期へ入ると、高配当株でも元本割れが続いてしまい、投資金を回収するのに時間が掛かります。

下手をしたら、ただ投資をしただけで配当金を合わせても、結局プラスマイナスゼロという意味のなかった投資にもなりかねません。(もしくは損失丸出しか…。)

だいたい衰退期に入る企業は、

決算悪い→株価下落→配当金減配(または無配)→更に株価下落→業績を回復させるような目新しい対策がない

という流れなって、それを繰り返します。

そして、期待していた高配当銘柄が見事にその期待を裏切り、損切りがうまくできなければ、塩漬け株に変貌を遂げる状態になります。

まさに私が保有していてるJTやセブン銀行なども、それに近いです。

こうなってしまうことが一番危険なので、気を付けましょう。

勿論、中には衰退期から復活する企業もありますが、そう簡単に物事が動かないのが現状です。

まとめ:高配当株投資は危険性もあるが、癖になるのも間違いない

高配当株はそれなりに危険性もありますが、配当金を生活費に当てたりすることも出来ますし、老後へ向けて、配当金から自分年金を作るという目的にも合う投資です。

配当金が徐々に増えていく過程は、人によって癖になるのは間違いありません。

しかし、高配当株投資は見極めも難しく、最終的に損をしてしまうこともあります。

回避する方法はあるにはありますが、投資というモノはそんな単純なモノではないので、それらも完璧ではありません。

完璧ではありませんが、

  1. あまりライバルがいない不景気に強そうな銘柄を選ぶ(出来れば海外進出している所)
  2. 営業利益や純利益が伸びているか、最低でも現状維持か確認する
  3. ROEやEPSの変動を見る
  4. 配当性向も重要
  5. 自己資本比率を見る
  6. 会社方針を見る
  7. 購入したら決算時になるべくチェックする

をすることで、多少は回避する確率を上げることは出来ると思います。

ただ、あまりにも基準をギチギチにしても、投資先が見つからないということもあります。

なので、多少基準を緩めても問題はありませんが、緩めると私のように『高配当株の罠』にハマることもあるので気を付けて下さい。

高配当株投資の作業が面倒で、

高配当株じゃない方法で自分年金を作りたいんだっーー!!

という人は、

高配当ETFで自分年金を作ることも、検討しても良いですね。

高配当ETFは高配当株よりは、確認作業はありませんが、心理的にも投資するタイミング的にも、運用の難しさはあります。

 

 

高配当株投資はうまくいけば、全体の収入を上げることが出来る投資です。

現時点でやろうかなと思っている人は、高配当株投資の危険性や回避方法を学びながら、まずは小さく始めて、コツや感覚を掴むことをお勧めします。

間違っても、1つの銘柄に集中して大金を注ぎ込むことはしないで下さいね。

大怪我の元になります。

 

 

下記は関連記事です。高配当株へ投資をすると、配当金は貰えますが、マイナスを抱え込むこともあります。心理的には最悪です。

 

 

ミニ株
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