株主優待でビックカメラの商品券が貰える投資先は、ビックカメラ以外にも日本BS放送があり、
優待目的でビックカメラの商品券が欲しいけど、どっちに投資をした方が良いかな?
と迷う人もいるかもしれません。
私はビックカメラも日本BS放送の株も両方単元で持っていますが、両者を比較すると微妙に優待の内容が違います。
内容として、ビックカメラは100株以上から段階に応じて、株主優待が用意されており、100株からでも株主優待は日本BS放送より、ビックカメラの方が金銭的価値は高いです。
長期保有制度もあり、長期保有をするとより株主優待の価値も高まります。
日本BS放送の場合は100株からのみの株主優待となっており、100株以上持っても持たなくても、株主優待の内容は変わりません。
一律、半年で1,000円ずつ(年間2,000円)となっています。
ビックカメラ同様、長期保有すると日本BS放送の場合は1,000円追加されます。
どちらに投資をするのかは、株主優待の商品券の金額重視ならビックリカメラになります。
しかし、ビックリカメラの場合は株主優待の商品券に有効期限があります。(期限は約半年間)
有効期限がない方が良いなら、長期で見たときに多少商品券の金額が下がってしまいますが、100株保有なら日本BS放送の方が良いと思います。
100株(単元)で比較すると、優待で2,000円の差が出ます。
- ビックカメラ…年3,000円 最高5,000円(長期優待1年以上は+1,000円、2年以上は+2,000円追加)
- 日本BS放送…年2,000円 最高3,000円(長期優待1年以上から+1,000円追加)
日本BS放送の株主優待は有効期限がないため使いやすい
株主優待券に有効期限があると、
使おうと思ってたけど、すっかり忘れてた…。
ということも起こります。他社の株主優待が増えれば増えるほど、管理するのが大変になり、こういうことが起こり得ます。
カレンダーに書いておくことで少しは株主優待の使い忘れは防げますが、特に欲しいモノがない場合は困ることもありますね。
ビックカメラの商品券はまだ玩具や日用品にも使えるので使いやすいですが、出来れば家電に使いたい人が殆どだと思います。
ただ、都合よく有効期限内に家電が壊れることは確率的にあまりないです。
家電はいつ壊れるのかわからないので、そういった面では出来れば有効期限がない方がいいです。
有効期限があると、やはり家電のようなモノに使用するには、使いにくさはありますね。(家電を毎年変える人には問題ありませんが…。)
それらを考慮して、
- 優待券を家電に使用したい
- 優待券に有効期限がない方が良い
という人は、日本BS放送の株主優待券の方が使いやすいと思います。
有効期限はあるが、株主優待の商品価値が充実しているのはビックカメラ
ビックカメラの株主優待には、有効期限がありますが、日本BS放送よりは商品価値は高いです。
有効期限より金銭的価値が高い株主優待を貰いたい
と思うのなら、日本BS放送よりもビックカメラの株主になった方が良いです。
また、特別優待クーポンもあり、ビックカメラグループで現金支払いをすると+3%のポイントが付く紙を貰えます。(使用は1日限り有効)
※2021年5月優待時点
あとは、ラクウルの買取1,000円増額クーポンもあります。
※2021年5月優待時点
株主優待には有効期限は付いていますが、金銭的価値は明らかにビックカメラの優待が上です。
500株以上の保有なら、更にビックカメラの方が株主優待の価値は高まります。
ビックカメラと日本BS放送のミニ株(単元未満株)での株主優待はあるのか?
ビックカメラも日本BS放送も両者ともにミニ株(単元未満株)での株主優待はありません。
有ったら有ったで素敵ですが、そこまで太っ腹ではないです。
上新電機ならミニ株(単元未満株)でも優待はあります。【2021年5月時点】
ビックカメラの商品券の優待が欲しいなら、ミニ株(単元未満株)からだと、ビックカメラや日本BS放送の株をコツコツ購入し、単元にするしかありません。
【注意点】ビックカメラも日本BS放送も株主優待がなくなることもある
株式投資の株主優待は急に改悪をしたり、無くなることもあります。
ヤマダ電機やすかいらーくなど、数々の企業が不景気の煽りを受けて、株主優待を改悪していますし、
企業の中には、株主優待事態を廃止してしまうこともあります。
なので、株主優待を目的とした投資はそれはそれでリスクがあるので、気をつけて下さい。
もし、株主優待を廃止したらどうするのか?
は、出来るだけ事前にルールを決めて置かないと、塩漬け株になることもあるので気をつけましょう。
廃止をしたら、
- 速攻で株を売却するのか?
- ガチホするのか?
決めておいた方が無難です。
株を保有中、売上が下がり、営業利益が減ってきたら要注意ですね。
配当金を考慮すると日本BS放送の方が金銭的価値が高まることもある
株主優待の違いは両者ともにありますが、配当金については今の所、日本BS放送の方が安定しています。【2021年5月時点】
ビックカメラはコロナウイルス感染拡大の影響をモロに受け、売り上げも下がり配当金も減ってしまいました。
今は戻してきていますが、まだダメージが残っている印象です。
日本BS放送も多少影響はありましたが、小売業のビックカメラと比較をしたらそこまでダメージはなく、配当金も維持されています。
1株配当金 | ||
月日 | ビックカメラ | 日本BS放送 |
2018年 | 20円(利回り1.34%) | 19円(利回り1.43%) |
2019年 | 20円(利回り1.9%) | 20円(利回り1.88%) |
2020年 | 13円(利回り1.1%) | 20円(利回り1.87%) |
2021年 | 予15円(予、利回り1.36%) | 予20円(予、利回り1.81%) |
ビックカメラは現在、配当金に限っていてば日本BS放送よりは低くなっています。
低くなっているので、配当金の状況に応じて、
優待+配当金
のトータルでみると、1万株以上保有すれば、配当金の差で日本BS放送の方が特になることもあります。
ただ、現時点(2021年5月)の株価で約1,100万円以上を個別株に投資する話になり、普通の個人投資家にはあまり現実的でない話になります。
あとは配当金が同水準になれば、差は優待のみなので、ビックカメラの方が特です。
まとめ:100株ほどの保有なら、金額重視か期限重視かで投資先を決めても良い
株主優待と配当金を合わせても、約1,100万円以上投資をしなければ、日本BS放送よりはビックカメラの方が金銭的価値(株主優待含む)は高いです。
ただ、約1,100万円を個別株に投資をする人はなかなかいないので、100株基準で考えるのが一般的だと思います。
現在、株価は両者ともにほぼ同じです。【2021年5月時点】
両者を比較すると、ビックカメラの方がボラティリティは高いです。
あまり元本の変動が大きいのは、ちょっと嫌だな…。
という人は、日本BS放送でも良いかもしれませんね。
気にしない人は100株程度の保有なら、そこまで大きくは変わらないので、個人的好みもありますが、有効期限の有り無し、または優待の金銭的価値で決めても良いかなとも思います。
下記は株主優待銘柄で有名なイオンについて書いています。冷静に考えると株主優待でも後々、自分に必要のない優待も出てきます。