何かのきっかけで、日本からオフショア地域での海外投資を検討しているのであれば、代理店選びは慎重にならないといけません。
契約した後に、突然代理店が閉店となり、困ってしまうことがあるからです。
自分で海外投資のメンテナンスが出来なければ、代理店がなくなると、後々大変なことになってしまいます。
オフショア投資を検討している人が、そんな代理店と関わることがないように、数年後になくなった代理店の特徴を3つにまとめてみました。
特徴としては、
- 国からの許可を得ていない
- 選択肢がない代理店
- 契約をゴリ押しする
ですね。
国の許可を得ていない無登録業者
海外投資でも、日本国内の投資でも、営業をするにはその国の許可がいります。許可を得ないで営業をするということは、一言で言うと法律違反です。
それに許可を得ないということは、口ではうまくゴマ化したりしますが、結局は責任を負わないようにするためです。
そんな所と関わっていても、途中で連絡が取れなくなり、私のように、ろくな目に合いません。
許可を得る会社は、会社内部を審査されて許可を得られます。要はその国のお墨付きを貰うようなものです。その基準もクリアできない会社との取引はオススメ出来ませんね。
ましてや、大事な【お金】を扱うので尚更です。
基準に満たない無登録業者は、それだけ継続可能ではないと判断されてのことです。許可を得られず、将来性がない代理店は必ずなくなります。
そんな代理店は絶対に避けましょう。
一択しか投資先を知らない代理店はやめよう
オフショア投資をするときに、1つの海外保険会社や信託会社しか知らない代理店からの契約はやめた方がよいです。
投資する側からしたら、家庭環境や投資できる金額の状況など、人それぞれ違います。
違って当然です。
オフショア投資(海外投資)でも学資保険、年金型保険と商品はたくさんあります。
選択が一択しかないということは、顧客(投資家)への提案が1つしかなく、顧客にあった提案ではなくなってしまい、商品に沿った顧客しか選ぶことしか出来ないからです。
つまり、売る側も商品主体となってしまい、結果として顧客本位に考えることが出来ずに、無理やり年金不安や、日本リスクを過度に表現して契約を促す動きをしてしまいます。
海外のオフショア地域の投資でトラブルが多いのは、このようなことが原因の1つとして上げられます。
『ハンサードしか知らない業者。』
『ロイヤルロンドンしか知らない業者。』
そういった業者はやめた方が賢明です。
皆さんも日本の保険を選ぶときに、大手の保険1つしか取り扱っていない会社と、大手保険を含むたくさんの保険を扱っている会社ならば、どちらに相談しますか?
私なら色々と保険を扱っている会社に相談します。その方が自分に合った商品を選ぶことが出来るからです。
売る側としても選択肢が増えるので、顧客に対してさまざまな方向性から提案が出来ます。
消えていった一択業者達
私が海外のオフショア投資を始めた頃は、ほとんどが一択業者でした。海外投資の保険機能が付いている商品は日本人の契約者は少ないです。
その少ない中で、顧客やIFAから顧問料や契約料を貰い継続していくことは、大変なことだと思います。
1つの商品しか扱っていない場合は、そこの経由からしか会社として収入源はありません。
ただでさえ、日本では海外投資に対してネガティブ要素も多く、海外のオフショア投資専門でやっていくには、色々な海外投資会社と繋がっていくことが必要不可欠になってきます。
繋がっていない会社は、会社として運用出来なくなることが多く、潰れます。私が知っている限り、数年前に存在していた一択業者は、ほぼいなくなりました。
存在していても、富裕層向けに私募ファンドや海外不動産など、方向性をガラリと変えて営業しているようです。日本とは違い、逆に海外のオフショア地域の代理店やIFAは、一択業者はないに等しいです。
香港の代理店も、たくさんの種類の海外投資会社と契約をしています。そうすることで、会社を維持しているようです。
契約を急がせる代理店からは逃げましょう
日本では、海外のオフショア投資のことを知らない人が多く、代理店によっては、それをチャンスと捉えて勧誘している所もあるようです。オフショア地域の学資保険や年金型保険は、日本の保険と比べて満期の返戻金率が、かなり高いです。
その高い返戻金率に釣られて契約を考えていると、ここぞとばかりに契約をさせようとしてきます。何事も契約を急がせるには理由があります。
今、契約しないとこの商品は契約できなくなります!
という売り文句や、しつこく電話やメールをして勧誘をしてくる業者は顧客目線でなく、自分目線(自分の利益優先)のことが多いので、そういう代理店はやめましょう。
まとめ:代理店選びは慎重に
オフショア投資は香港やシンガポールに行かなくても、日本から契約出来る商品もまだあるようです。
ただ、どこから商品を契約して購入するのかは自分で選ぶしかありません。日本では金融庁に登録の届け出をしてあることは大前提です。
オフショア投資で数年先に消えていく代理店を選ばないように『1つしか海外の投資商品を知らない代理店』からの契約はやめましょう。
契約をするのであれば、選択肢をもっている代理店の方がまだ良いと思います。
また、やけに煽って契約させようとするところは、こちらのことは一切考えていないので、出来るだけ避けた方がいいですね。