子供が歯医者を嫌いになると、大人になった時に虫歯や歯の痛みがあっても我慢してしまい重症化してしまうケースが多々あります。
その結果、治療も長引き時間もお金も無駄に使ってしまいます。
私も子供時代の治療経験から歯を削る痛みやそれに伴う恐怖心もあったので、歯医者が嫌いでした。
歯医者へ定期的に行かなかったこともあり、痛みの限界でいざ歯医者に行ったら、そこから銀歯の建設ラッシュが始まり、歯を治すのに時間もお金もかかり苦労しました。
そんな苦労を子供にさせないため、我が家では幼いうちから歯医者に慣れさせて恐怖心をなるべく植え付けないように、歯医者嫌いにならない方法を試してみました。
さすがにいきなり成功することはありませんが、『徐々にやっていく作戦』実行中です。
子供が歯医者を嫌いにならない方法はあるのか
歯医者を嫌いになってしまうのは、私の経験から虫歯になってから歯医者に行き、治療の痛みとそこから来る恐怖心を自動的に自分に植え付けてしまうからだと思いました。
子供ながらに恐怖心を植えつけしまうと、それがトラウマになり歯医者嫌いになってしまいます。そうなってしまうと、なかなか歯医者に行かなくなるので、大人になってから私のように苦労する可能性が出てきます。
そこで、まずは自分の子供には虫歯になってから歯医者に行くのではなく、定期検診で歯医者に行き、歯医者は必ずしも痛いことはしないんだということを幼い時から教えることにしました。
手始めに親も歯医者に行っていると言う
歯の定期検診に行かせようとするときに、長女は歯医者に行って何かされるという恐怖心からか
「歯医者には行かない!」
と言うようになりました。長女は臆病な性格なので、経験していない不確かなモノに敏感に反応します。私は手始めにここを取り除くことにしました。
お父さんもこの前歯医者に行って定期検診したよ。
痛いことはしなかったから大丈夫。
と落ち着かせました。
経験者(親)から痛いことはしなかったということを聞いたせいか、それなら行ってやるか的な態度に急変しました。
虫歯になるとどうなるか画像から痛みを想像させる
子供には何故歯医者に行くのかも、まだ3歳ですが教えることにしました。
歯医者に行くのは虫歯にならないようにするのと、綺麗な歯を保つためだと嘘偽りなくいいました。
虫歯という言葉をまだ娘は理解していないので、ググって虫歯画像を見せました。絵的にキツいですが、虫歯になるとどういう風になるのかを想像させるにはわかりやすくて良い方法です。
娘は若干ひいていましたが、虫歯になると痛い思いをすると想像が出来たようで、より歯を磨くことにも興味を持ちましたし、歯医者に行くことの重要性を何となく理解したようです。
子供の頃から歯医者に行く利点
定期検診で子供の頃から歯医者にいくのは歯を清潔に保つことも出来ますし、子供が歯医者に行くことに慣れてくるので、
『行くの嫌だ攻撃』をくらう確率を下げることが出来る利点があります。
嫌だモードに入った子供を病院に連れて行くのは大変です。
歯医者ではありませんが、嫌だモードに突入した娘を病院に連れて行くのに何度も苦労しました。(今もですが…特に耳鼻科)
歯医者と聞いただけでも嫌がらないように、やはり少しずつでも慣れさせた方が後々楽になりそうです。
子供と歯医者に行ってどうだったか
娘の歯医者デビュー戦はどうなるかと思いましたが、意外とあっさりした感じで終わりました。
初日の1回目
診察台に座り虫歯チェック、今度来たときにリンゴ味のモノ(フッ素加工)を塗るよと娘が院長と約束し終了。
痛いことを本当にしなかったので、娘帰りにテンションアップ。
1週間後の2回目
フッ素加工日です。大人しく診察室で待ち、そのまま診察台でリンゴ味のフッ素加工をし終了。30分間は飲食禁止。フッ素加工は歯を丈夫にし、虫歯になりにくくなります。
その後、娘に半年後また行くことを伝えましたが、特に嫌がる様子もなかったので歯医者に対してのマイナスイメージは全くない感じでした。
大人になってから定期的検診に行くのと、虫歯になってから行くのは、どっちが時間とお金に節約になる?
子供のうちは病院に行っても医療費は無料です。自治体にもよりますが中学生ぐらいまでは無料のところが多いと思います。
大人になってからの歯の定期検診はお金がかかります。
歯の環境によって多少変わりますが、殆どの人が半年に1回行く感じです。費用はだいたい1回の定期検診に3000~4000円ぐらいかかります。
虫歯になった場合はどれくらいの治療費がかかってくるのか、調べて下記の表にまとめました。
虫歯 | 費用 | 定期検診 |
軽度 | 1000円~3000円 | 3000円~4000円 |
中度 | 2000円~1万円 | |
重度 | 5000円~2万円 |
振り幅は大きいですが、これぐらいの費用がかかるようです。自由診療だともう少し高くなっていきます。
料金的にみたら定期検診に行くより、軽度になってから行った方が節約になりそうです。
しかし、軽度の虫歯は痛みも特にないため放置してしまい、痛みが出始めた中度になってから行くことの方が多いと思います。痛みとかないとなかなか病院には行きませんからね。
自分では中度の虫歯と思ってても重度になっていることもあります。
歯の定期検診は身体の健康診断と一緒で、定期的なメンテナスで重症化を防ぐことも出来ます。
重症化を防ぐことで無駄に歯医者に行く時間とお金を使わなくて済みますし、歯を失う確率も下げることが出来ます。
短期的にみたら虫歯になってから行った方が節約になりそうですが、歯磨きだけでは取りきれない細菌や歯石を定期的に取らないと、そこから虫歯も発生してしまい銀歯建設ラッシュに繋がってしまいます。
そういったことも考慮し、定期検診で歯石を取ってメンテナスをした方が、長期的に見たら時間とお金の節約にはなると思います。
まとめ
子供が歯医者嫌いにならないように、特に気をつけている所は嘘を付かないようにすることです。
痛いことをしないと言って、歯医者に連れて行って痛いことをしたら、嘘を付かれた怒りと治療の痛みで、私のように歯医者嫌いモードに入ってしまい計画が失敗に終わってしまいます。
大人になったときに歯医者が大好き!とまではいきませんが、嫌いにさせないためにも
- 歯医者に対しての恐怖心をなるべく少なくする
- 虫歯になると痛い思いをすると想像させる
- 歯医者に半年ごとに1回行き、歯医者に慣れてもらう
ことを中心にやっていきます。
そうすることで完璧とまではいきませんが、歯医者嫌いなる確率を下げられると思います。