LINE証券ってどうなの?投資経験者には物足りないが、投資初心者にはメリットはある

LINE証券イメージミニ株

SBIネオモバイル証券とよく比べられるLINE証券。

LINE証券は取引所取引と相対取引が有り、人によっては最適なスマホ証券になります。

ブラウザもiOSとAndroid両方に対応しており、殆どのスマホで取引は可能です。

  • 取引所取引…一般的な取引所での取引所をすること
  • 相対取引…取引所を通さずに取引をすること(※LINE証券の場合はLINE証券内で売買)

もともとLINE証券は、初心者向けに作られたスマホ証券です。

本格的に投資をしたいのであれば、投資信託、ETF、外国株、債券などの取扱い数が多く、NISAやIPOもあり、投資の取引方法が充実しているSBI証券マネックス証券、楽天証券などを利用した方が良いですね。

ただ、人によってはガッツリ投資をしたくない人もいると思います。

その場合はLINE証券だけでも、ある程度のことは出来るので問題はないです。

LINE証券
最低取引金額100円~
手数料
  • ☆ミニ株(単元未満株)はスプレット方式
  • ☆日中0.2%~1%【昼休み、夜間は1%】※『2022年7月4日よりグループB~DをグループBに集約。全銘柄(11:30~12:20を除く)のスプレッドが0.35%に統一。日中取引(11:30~12:20)および夜間取引(17:00~21:00)については、グループAの銘柄のみ対象。』(スプレッド1%)
  • ★インターネット取引の場合のみ、信用取引の売買手数料無料
  • ※★単元株に関して買付手数料は無料でしたが、2021年8月13日の15時以降の予約注文分から、買付取引手数料を有料化し、売却時取引手数料も変更
取扱い銘柄
  • ☆ミニ株(単元未満株)約1000銘柄
  • ☆投資信託、ETFなど
  • ☆単元取引は約3,700銘柄
特徴
  • ★LINEポイントを買付余力に変更出来る
  • ★LINE Financialと野村ホールディングスの大手2社が設立
  • ★独自のお得なキャンペーン開催
  • ★ミニ株(単元未満株)の取引時間が長い
  • ★FXサービス
  • ★投資信託の積立サービス有り
  • ★LINE Payからは入出金無料
 

LINE証券単元株売買手数料(改)※引用:LINE証券より単元株売買手数料表

 

LINE証券公式ページへ 

 

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LINE証券とは何??

LINE証券はLINEの子会社、LINE Financialと野村ホールディングスが一緒になって作った会社です。

2019年8月から本格的にサービスが始まりました。

投資初心者向けに、使いやすさを追求しているため、特に20代に人気のようです。

ショッパーズアイ社によると、ネット証券10サービスの中で、LINE証券はスマホ証券で使いやすさ、No.1に輝いています。

口座推移も順調に伸びており、1年間で31万口座を突破しています。

また、大手2社とあってセキュリティ面も安心ですね。

line証券セキュリティ出典:LINE証券ホームページ

LINE証券の口座を開けば、

  • ミニ株(単元未満株)
  • 単元株取引
  • 信用取引
  • 投資信託
  • ETF
  • FX

それぞれ利用することが出来ます。

初心者向けのサービスなので、投資経験者は物足りないかも…

LINE証券は投資を身近に感じてもらい、始めやすいようにハードルを下げています。

ハードルを下げるということは、始めやすく、手軽に出来ますが、

一般的な証券会社と比べると、取り扱っていない投資も多く、投資経験者にとっては少し物足りないところも出てきます。

投資信託でいうと、取扱い数はLINE証券は約30本で、SBI証券は約2660本です。

誰が見ても差はありますね。

しかし、それを補うために、LINE証券にも独自のメリットがあり、使いようによっては資産運用で活躍することが出来ます。

それらを考慮した上での利用なら、投資家にとって大きなメリットとなるため利用する価値はあると思います。

LINE証券のメリット9選

LINE証券のメリットとして挙げられるのは、9つあります。

  1. ミニ株(単元未満株)の取引時間が長くリアルタイム取引【平日9時~21時】
  2. ミニ株(単元未満株)が銘柄によって手数料が安い ※『2022年7月4日よりグループB~DをグループBに集約。全銘柄(11:30~12:20を除く)のスプレッドが0.35%に統一。日中取引(11:30~12:20)および夜間取引(17:00~21:00)については、グループAの銘柄のみ対象。』(スプレッド1%)
  3. 初心者に優しく銘柄を選び安い
  4. ※買付け時の単元株手数料が無料。但し2021年8月13日の15時以降から変更
  5. 信用取引時の売買手数料が無料(管理費はかかる)
  6. キャンペーンによって株を安く買える時がある
  7. LINEポイントを買付け余力に出来る
  8. 口座開設費用と維持手数料がかからない
  9. 口座開設が最短で出来る

中でも、LINE証券のキャンペーンは株を割引で売ることがあり、大変人気なサービスとなっています。

ミニ株(単元未満株)の取引時間が長くリアルタイム取引【平日9時~21時】

ミニ株(単元未満株)に限り、LINE証券では取引時間が長く設定されています。

相対取引により、LINE証券内で取引が出来るため、21時まで取引が可能になったようです。

また、殆どの証券会社ではミニ株(単元未満株)取引をする時は市場取引なので、約定に時間差は生まれますが、LINE証券ではそれがなくリアルタイムで取引が出来ます。

中には、グループによって夜間まで取引が出来ないモノもあるので、事前にLINE証券のホームページで確認はした方がよいです。

取引時間が長いので、合コンの合間や残業の合間にも取引は出来ますね。(ただし、手数料が高くなる時間帯なので取引はあまりオススメしません。)

ミニ株(単元未満株)が銘柄によって手数料が安い

ミニ株(単元未満株)取引は殆どの証券会社は全銘柄、手数料が決まっていますが、LINE証券は銘柄によって手数料が違います。

手数料はスプレットといわれるモノで取り引きされます。

スプレットもグループ分けされており、

  • Aグループは0.2%(※11:30-12:20,17:00-21:00は1%)
  • Bグループは0.3%
  • Cグループは0.4%

となっています。

※『2022年7月4日よりグループB~DをグループBに集約。全銘柄(11:30~12:20を除く)のスプレッドが0.35%に統一。日中取引(11:30~12:20)および夜間取引(17:00~21:00)については、グループAの銘柄のみ対象。』(スプレッド1%)

(※1回分の売買取引に対してスプレット料金がかかります)

2022年7月からはスプレット形式が見直され、高い時間帯を除けば0.35%になりました。銘柄ではなく、時間帯で意識した方が利口ですね。

初心者に優しく銘柄を選び安い

株式投資をするとき、特に投資初心者は何を基準に選んでいいのかわからないこともあります。

LINE証券は、

  • 人気優待銘柄
  • 高配当利回り銘柄
  • 割安な銘柄

など、20種類以上のカテゴリー分けをしており、投資初心者が銘柄を選定しやすい便利なサービスを行っています。

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※買付け時の単元株手数料が無料。但し2021年8月13日の15時以降から変更

LINE証券の単元株取引は取引所で行われており、ミニ株(単元未満株)とは手数料形態も取り扱い銘柄数も変わります。

取引銘柄数は約3,700銘柄です。

買付手数料は無料でしたが、2021年8月13日の15時以降の予約注文分から、売買手数料を変更します。

LINE証券単元株売買手数料(改)※LINE証券HPより単元株売買手数料表を抜粋

単元株をガチホする投資家にとっては改悪ですね。こればかりは残念ですが、どうしようもありません。

インターネット取引の場合、信用取引時の売買手数料が無料(管理費はかかる)

LINE証券は信用取引も用意されています。

信用取引とは一言でいうと、お金を借りて株を売り買いすることです。

また、LINE証券は信用取引でも、制度信用取引で一般信用取引は2020年11月の段階ではやっていません。

制度信用と一般信用の違いは、最終的な規則が取引所か証券会社かの違いです。

信用取引には制度信用と一般信用の2種類があり、制度信用とは返済期限が最長6カ月で、品貸料(株式が不足した際、買い方が売り方に支払う調達費用)が取引所の規則で決められているものを指します。 一方、一般信用はこれらを証券会社が自由に決められます。
出典:SMBC日興証券

金利は下記の通りです。

LINE証券の制度信用取引金利表
売買手数料0円(インターネット取引の場合のみ)
買い方2.8%
売り方0%
貸株料1.15%
管理費1株で10銭+消費税/月

(※買い方には名義書換料が税別50円1単元追加される場合があります)

投資初心者向けのLINE証券ですが、信用取引は下手をしたら資金がすぐに吹っ飛ぶことになるので、利用するなら気をつけましょう。

LINEポイントを買付け余力に出来る

SBIネオモバイル証券はTポイント投資が出来ますが、LINE証券ではLINEポイントを買付け余力にすることが出来ます。

LINEポイントを貯めているヘビーユーザーには、最高のサービスとなっています。

LINE証券ポイント図出典:LINE証券ホームページ

キャンペーンによって株を安く買える時がある

他の証券会社ではあまりやらない、LINE証券ならではのキャンペーンが存在します。LINE証券の公式Twitterをフォローすれば、キャンペーン情報が常に把握できます。

キャンペーンは不定期開催ですが、口座開設をしたら2株プレゼントや最大7%割引で株を買えるタイムセールもしています。

株取引で7%の利益を出すのは大変なことなので、それを割引で貰えるのは、なかなかスゴいですね。

ただ、お得なタイムセールも購入できる株数と割当が決まっていますし、LINE証券の在庫がなくなり次第終了になります。

必ず買える訳ではありませんし、最大7%なので、それ以下の割引になってしまうこともあります。

口座開設費用と維持手数料がかからない

LINE証券では口座開設費用も維持手数料も取られません。

ライバルのSBIネオモバイル証券は、一時停止をしない限りは利用手数料を取られます。

LINE証券はSBIネオモバイル証券のように、取り引きをしなくても一時停止をする必要がなく、SBIネオモバイル証券よりは手間はかかりません。

口座開設が最短で出来る

LINE証券の強みの1つとして、口座開設が最短で出来ます。うまく行けば次の日に利用できるようです。

普通の証券会社だと、次の日に口座開設は出来ないので、LINE証券ならではの特徴ですね。

LINE証券ホームページ口座開設図出典:LINE証券ホームページ

まとめ:投資初心者かサブ口座としての利用ならSBIネオモバイル証券には劣らない

投資経験者ではなく、投資未経験者ならLINE証券はそこまで使い勝手は悪くはない印象です。

投資初心者を対象に作られているため、

ちょっと投資の経験を積みたい

お小遣いを運用したい

という人には良いスマホ証券です。

投資経験者でも、ミニ株(単元未満株)のサブ口座としての利用も有りだと思います。

LINE証券のミニ株(単元未満株)は銘柄数が約1000銘柄と限られてきますが、そこまで拘らなければ、問題ない範囲です。

LINE証券公式ページへ 

最後に、この記事のLINE証券のメリットを見ても、そこまで魅力に感じなかった人は、SBIネオモバイル証券を検討し、選択肢として入れてみてはどうでしょうか?

LINE証券にはない魅力もあります。

SBIネオモバイル
最低取引額1株(100円~)
手数料
  • ★税込み220円で取引し放題
  • ★Tポイント200円分が貰える
  • ★実質20円で取引可能
  • 【※50万円以下の場合】
取扱い銘柄国内株式(約3700銘柄)、ETF、REIT
特徴
  • ★Tポイントで投資可能
  • ★SBI証券×CCC
    (大手2社がタッグを組み運営)
  • ★ロボアドバイザーが使える
  • ★1株IPO
  • ★FXサービス
  • ★少額で株の積立投資が可能
  • ★出金手数料無料

SBIネオモバイル証券公式サイトへ

SBIネオモバイル証券もメリットデメリットはありますが、使い勝手は良いスマホ証券です。

 

 

 

ミニ株
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